必要最低限の社会人マナーについて

結婚や出産を機に会社を退職し、専業主婦になるような女性は今でも多くいます。男性のそれに比べるとやはり女性は出産が伴うので、割合的には男性よりも女性のほうが非常に高いです。

会社をやめて専業主婦になると、毎日の出勤はなくなり時間にも余裕が出るので、会社員時代に比べれば精神的な重圧はかなり軽減されてきます。そのために気が緩んでしまい、生活リズムが崩れたり、だらけた生活になる人も多くいます。
しかしいずれ子育てなどに余裕ができたら、家計を支えるためにも復職をする女性も非常に多くいます。その時に会社員としてのマナーをすっかり忘れてしまい、社会に適応できなかったということがないように、働いている内、退職前からしっかり心構えを持っている必要があります。

まず引き継ぎがしっかりできることは最低限のマナーです。会社に返さなくてはいけないものは全部返し、廃棄すべきものは廃棄をします。資料や名刺なども会社の判断を仰いで後任者に渡すものは渡し、処分するものは処分をしましょう。属人性の高い仕事をしていた人ほど、引き継ぎが上手くいかずに会社に迷惑をかけることが多くなりがちです。

また、仕事を他人に任せられるように仕事のやり方をマニュアル化しておきましょう。そして退職しても、復職するためにはブランクを物ともしないようなスキルを高めておく必要があります。コンピューター関係の勉強をしたり、資格を取ったり、内職をしたりと気を緩めない心掛けをすることが大切です。社会人であることを専業主婦の立場になっても意識するようにしましょう。